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ゆる投資家(ゆるくない)のブログ

"Flower for you" アベノミクス後のゆるくないセカイで投資家を兼業。東証の妖精ってことでオナシャス。

化学メーカーは株主を幸せにするのか?

昭和電工という会社はご存知だろうか。

この会社は「綺麗なクソ株」というべきもので、安い(1株100円)!と思って買い、そしてとても悔いた株だ。わたしは二度と買わないと決めている。株価が安いというのは相応の理由があることを教えてくれたわけだし、事業の中身や経営者を見てちゃんとした会社の株を買おうというわけだ。

さて今日の話題は昭和電工ではなく、業火に焼かれるべき昭和電工が属する化学メーカーの話をしたい。

diamond.jp

 最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! 

 と、ソードマスターヤマト並の衝撃を受けたのですが、微妙に分かりにくい伝え方で申し訳ありません。GMトヨタが合併するもんですかね、伝統もあるライバル会社が合併するのかと。

外資のメーカーって「あれも廃番にしましたこれも廃番しました」「お前がなんとかしろ供給しねーぞバカヤロー」なもので、この合併が承認された場合、より製品統廃合が進む地獄がくると予想されます。独禁法抵触の問題がありますが事業ごと切り離すという手もあるわけで、まぁ事業が売られても不良採算品の撤退は避けられなさそうです。

 

さて、化学メーカーは株主を幸せにするのか?

日本の大手化学メーカーを見渡すと、規模が小さい会社ばかりです。三菱化学HDは一兆円を超えていますが、世界的に見た場合は規模が小さく、これを規模の力でみた場合、交渉力や供給力(価格競争力)などが相対的に弱いと考えられます。

また日本の化学メーカーの収益構造というのは、おそらく一部の非常に利益率の高い寡占商品、慢性的に赤字黒字を行ったり来たりする商品、そして大量の不採算商品を抱えていると推測しています。日本の商慣習では供給責任という名で、撤退や値上げには骨が折れるものです。

製造にかける人数は他業界より相当少ないとはいえ、化学メーカーの給料は他の業界よりも平均が高く、ハードディスクが衰退し、せっかく海外移転したアルミニウムの操業も軌道に乗らない、業績の芳しくない昭和電工が、昭和電工のくせに平均年収は約700万円あります。

日本の大手化学メーカーというのは、「規模が拡大しない」「商品の廃番が進まない」「人件費が高い」という状態ですので、業績が良くなるトレンドや、株価をあげるようなサプライズは何もないのではないかと感じています。商品としても、いきなり爆発的に売れるということもありません。つまり、従業員には優しいが、株主や取引先には厳しいと。

鉄鋼メーカーも似たようなものかもしれませんが、メーカーには手を出さないほうが無難かもしれませんね。もし化学メーカーを買おうとしていたら、わたしの過去の失敗から、昭和電工と東ソーはやめたほうがいいと思います(迫真)。