ゆる投資家(ゆるくない)のブログ

"Flower for you" アベノミクス後のゆるくないセカイで投資家を兼業。東証の妖精ってことでオナシャス。

リアル半沢を返り討ちにした武生信用金庫、親兄貴の支援をドブにすて万策尽く→若頭(福井信用金庫)に救済合併される

 感じます・・・これはなにかキテますね・・・

 

 福井県の福井信金と武生信金が合併へ :日本経済新聞   

福井県福井信用金庫福井市)と武生信用金庫福井県越前市)は21日、2016年2月をめどに合併すると発表した。武生信金は2014年3月期決算で31億円の最終赤字となり、自己資本比率が6%台に低下。信金中央金庫から40億円の出資を受けていた。 

まず本日流れてきたニュースですが、福井信用金庫武生信用金庫救済合併をするというものです。

わたしは信金といえば手堅いイメージを持っているのですが、いったいなぜ救済合併という、当事者からは屈辱的な事態となったのでしょうか?

 

まず経営状況が非常に悪く(4期連続の赤字)、親分の信金中央金庫や兄貴分の福井信用金庫が積極的支援に乗り出していました。

www.nikkei.com

武生信金は「過去の負の遺産を一掃し、抜本的な経営改善を図る」とするコメントを発表。同信金については、前理事長らによる一つの企業に対する不当に低利での巨額貸し付けや迂回融資が指摘されている。不正の有無を調べようと理事長のメールを盗み見た職員が解雇され、今年1月には地位確認などを求めて提訴している。

お、おう・・・。なんでしょう、この半沢直樹がやられるパターン。 

 www.fukuishimbun.co.jp

 

www.chunichi.co.jp

武生信金をめぐっては、越前市内の酒造会社寿喜娘(すきむすめ)酒造=一五年三月に破産を申請=に対して、通常の金利を大幅に下回る0・1%の超低金利で約十五億円を融資していたことや、不正な迂回(うかい)融資をしていたことが発覚。二人の元理事長が出資会員から背任容疑で刑事告発される事態となっている。

金利 0.1%!すさまじい癒着ですね、 この融資を含め、業者との不正な取引で、結果的に約30億円の損失を与えたそうです。武生信用金庫としては当然ながら、当時の理事らに対して損害賠償請求が福井地裁に起こしました。さらに、出資者も現経営陣に対して訴えを起こすなど泥沼化しております。まぁ出資者としても、預金を預かる信金としても、この事態はしょうがないですね。

 さらに、赤旗で全てを鵜呑みにすることはできませんが、本来、監督指導をすべき北陸財務局がこの不正融資を速い段階で把握していたが放置してことが示唆されています(北陸財務局としては「証拠が残っていない」としていますが、通報者の証言に対して否定できる根拠は持ち合わせていないという答弁です)。

  不正融資把握し放置/武生信金 大門氏が財務局追及/参院財金委 2015年4月8日(水)

 

www.fukuishimbun.co.jp

 なんと、この嘱託社員は無断で理事長のスケジュール表をシュレッダーにかけたという・・・

不正融資に、告発しようとした社員をクビ、お上の告発無視、検査忌避に、訴訟合戦、救済合併。お、面白すぎる・・・。 

しかしながら笑ってもばかりいられない問題、「地方の衰退」というテーマにどう向き合うかという重たいテーマが横たわることに注意せねばなりません。

福井県にはィヤポン国においても非常に手堅い原住民(エチゼンサギィ)達が暮らしており、相当の貯蓄率、預金額、さらには少子化の減退など衰退する地方の中で、比較的恵まれた地方であると言えます。その地方においてすら弱小信金は負けており、即ち、地方市場のパイが縮んでいることの証左となるわけです。

www.fukuishimbun.co.jp

比較的、経営体力のある福井信金はすでに近隣の信用金庫を吸収しており、これで3つめの救済となります。様々な記事を読む限り、武生信用金庫以外にも人を派遣しているようですし、もしそこの経営が傾くことになれば救済合併せざるを得なくなるでしょう。原発も止まっており資金需要が減退している今、福井県としても目が離せない状態となっているのは容易に想像できます。

今後も信金中央金庫(親分)や各地の有力信金(若頭)を中心に、衰退する地方を支えていくでしょうし、信用金庫の使命と言わざるを得ません。わたしもその不退転の決意に期待して預金や優先出資で、微力ながら支援を継続したいと思います。